穴底に潜む魚は何が居る?
※当日待ち合わせの集合時間に遅れました事、この場を借りてkiris先生とおちゃっぱ君に謝罪致します。
ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。
今回は初めての穴釣りに挑戦という事でブラクリという物を買いました。
陳列棚に釣りよか君仕様があったので、可愛い見た目が気に入ってついつい購入。
エサは先生が用意しているみたいなので何が釣れるか楽しみである。
日が昇ると釣れなくなっちゃうから、その前に釣り上げたいとの事で女川の釣りポイントに到着。
おや、いつもの波止場にゃんこ🐱がお出迎え。
先生の穴釣り方講座を受けた我々生徒はそれぞれ思い思いの所でブラクリにエサを付けて底まで落とす。
エサに使われたサンマの切り身は中々強烈なニンニク臭が特徴。
これは期待出来るエサだ…サンマだし焼いたら何とか食えそうな感じがする。
後は少し上下に竿を動かしながら当たりを待つ。
そうすると割りと早くコンコンッと反応が。
おっ、来てんなぁ。
何が来たんだろうかと合わせてみるが、中々タイミングが上手く掴めずエサだけ食われてしまった。
難しいけど楽しいなコレ。
なんて一人失敗しながら楽しんでると、おちゃっぱ君が何か釣り上げたようだ。
おちゃっぱ君「何か釣りました!何ですか?」
kiris先生「ヌルッとしたやつならドンコ。」
おちゃっぱ君「じゃあドンコですね!」
どうやらドンコを釣ったようです。
しかも初めて魚が釣れたそうで良かった良かった。
しかし初めてドンコを見たなぁ。
確かにヌルッとした見た目だが顔がなんとも可愛い奴だ。
話を聞けば深海魚の仲間だっていうが、こんな場所で深海魚が釣れるのは果たして深海魚と言えるのだろうか。
などと思っている時にコンコンとした当たりが急にゴンッ!と重くなりぐぐっと竿がしなる。
Grant「おっ、来た!ドンコだぁ!」
せっかくなので持ち帰るためにバッカンに水汲んで中に入れておく。
触った感触も全体的にニュルッとふにゃふにゃ柔らかい辺り流石は深海魚の仲間と言った所。
たまにバッカンの水面に顔を出してパクパクする仕草が可愛いんだが何を意味しているんだろうか。
その後は何匹か先生が釣ってバッカンに次々とドンコが追加されて気付けば4匹も入ってる。
しかも俺が釣ったものよりサイズがデカイ。
デカイという事は肝もそれなりにあるんでは?
とまぁ熱中すると時間が経つのが早いもんで、いつの間にか空は明るくなっていた。
心なしか風も強くなってきた。
先生は早々に青物狙いに切り替えてサワラリベンジへと次のラウンドに持ち込んだ。
そりゃあ爆風により荷物が吹き飛ぶ中で、しかも1mのサワラが釣れた所を見せられたら悔しいもんです。
ひたすらにビックバッカーのメタルバイブレーションを投げ続ける先生を横目に俺も戦闘が始まってましてね。
そう、お出迎えしてくれた波止場にゃんこ🐱がドンコを狙って襲撃してきたんですわ。
おい!こら止めろ!ニャ~ンじゃねぇ!!
しかも上から下からと様々な位置から強襲してきます。
kiris先生「Grantさん釣らないの?休憩?」
Grant「にゃんこからドンコ守ってるんだ。」
kiris先生「ビニールとかタモをバッカンに被せれば良くね?」
Grant「ん"っ(正論過ぎてなんやかんや)」
※ジップロックに入れてクーラーボックスへ収納しました。
そろそろ次のポイントに移動してみようと先生の提案で荷物を纏める。
じゃあな波止場にゃんこ🐱元気でな。
そして次のポイントはテトラ帯のある場所に来ました。
ほぼ無風じゃないか~快適快適。
ここも隙間に何か居そうだな。
なんて見渡してたら作業中の漁船から何かを運んでいた。
何を持ってきたんだろうとカゴを見たら全部のカゴにホタテ。
kiris先生「あれ全部ホタテだ!」
おちゃっぱ君「宝の山だ~!」
Grant「お~、食いてぇなぁ!」
まぁ写真撮らないんで想像にお任せしてテトラ帯に荷物持って移動。
相変わらず女川は水が綺麗だ。
エサを垂らして待つと早速グンッとヒットした。
上げてみるとドンコではない。
茶色にあちこち赤色が混じった鱗の魚だ。
kiris先生「お、何釣った?」
Grant「何だろうこれは。」
kiris先生「カサゴ?いや、ヨロイメバルかな?調べてみて。」
調べた結果ヨロイメバルでした。
サイズは小さいけど味噌汁に入れて出汁も取れるだろうと持ち帰る事にした。
同じ所にまたエサを落とすと次はドンコ。
それにしてもバッカンの中でもメバルはピクリともせずじっとしてるんだね。
kiris先生「何か怪我した見た目だよねw」
Grant「所々赤いからねw」
おちゃっぱ君に釣れた所を教えて俺は違う所で釣ろうとエサを落としたら、急にスポッ!て吸い込まれたような感じでブラクリが抜けなくなってしまった。
何とか取ろうと竿を動かしたが取れる気配も無く、ついにラインが切れてしまい買った翌日にブラクリ1つをロストという始末。
釣りよか君ブラクリさようなら…(残機1)。
まぁ釣りあるあるなんで仕方ないですな。
それ以降は釣れなくなり、おちゃっぱ君も帰る時間があるので納竿と相成りました。
ドンコ5匹とヨロイメバル1匹を持ち帰って「ドンコ汁~ヨロイメバルを添えて~」をしようとワクワクしながら帰宅。
鱗と内蔵を取り、肝を分けて何時でも調理出来る様に下処理を終えてちょっと出掛ける。
出先での予定を終えてスマホを見ると母からLINEが来ていた。
何だろうと確認すると「えっ?」って声を出してしまったレベルだった。
母「魚は全部煮付けにしたよ。肝は残しているから。」
煮付け!?
ドンコ汁~ヨロイメバルを添えて~は!?
理由を聞けば母は肝アレルギーの疑いがあるから汁物に肝を使うのを避けて全て煮付け行きになったらしい。
アレルギーと言われたらどうしようも無いですよこっちは。
だがせめて一言くらい言ってくれよォ!!
出先から帰宅して台所を覗くとドンコ1匹分の煮付けだけ残されていた。
しかも1匹分だけかよ💢
1人2匹も食いやがって。
仕方ないから肝も一緒に煮てやりました。
すっかりドンコ汁を食う口になっていたのでしょんぼりしながら煮付けを食べる。
えっ、美味ぇやん?
フワッフワな身と濃厚な肝。
マジかよドンコは煮付けでこんなに美味いのかよビックリだわ。
煮汁なんかご飯に掛けて平らげました。
父「ドンコ美味いだろ?白身魚釣ったら全部煮付けにしてやるから頑張って釣って来いよ~。」
Grant「俺だけじゃなくてそっちも釣ってくれよw」
皆さんもドンコ釣れたら汁物以外にも煮付けにしてみて下さいませ。
ではまた。